Facebookのユーザー数は6億人を超えたという話になっている。アクティブなユーザー数ではなく登録数だろうとか、そもそも数え方がおかしいとか、いろいろなところで色々と突っ込まれてはいるけども。
「Facebookの準・公式サイトとも言える『Socialbakers』によれば、全世界の利用者数は6億人を超えた。『中国、インド、Facebook』と言われることがある。Facebook利用者を国の人口に例えた表現だが、このままいけば、Facebookの“人口”はインドを追い抜く可能性もある」
(from 「Facebookは既に6億人規模」、誕生秘話の翻訳者らがトークセッション )
ここで「インドの人口」という言い回しが出ているが、まさしく人口という観点から考えてみよう。
World Population Clock – Worldometersは今現在の世界の人口を表示しているサイト。”今”、僕が見た時の数字は「6,904,921,075」だった。69億人だ。
ものすごくざっくりいうと、Facebookは世界の人口の10%に匹敵しているということになる。
さて、今世界では、毎日何人が生まれて何人が死んでいるのか。さっきのサイトだと一番下に書いてあるっぽいけど読むのが面倒。
世界の人口、日本語のサイトもあった。1日に38万人が生まれて、16万人が死んでいる。
生まれた人がすぐにFacebookに登録するわけではないから、毎日の出生数の10%がFacebookの利用者数増となるわけではないけども、毎日の死亡数の10%はFacebookの実利用者減と見なすことはできるのではないだろうか?(もちろん、おおざっぱな話なのは承知のうえで)
つまり、Facebook利用者のうち、毎日1万6,000人が現実に死んでいる。
ここ一ヶ月くらいのうちに、垢BANによって数十万人分のアカウントが消滅しているようだが、それはそれとして一方で、ここ一ヶ月くらいのうちに、48万人くらいのFacebook利用者が現実に死んでいる。
Facebookには、亡くなられた方のプロフィールを報告というフォームがあって、プロフィールの削除とか、追悼モードの発動(いわばFacebook葬式?)ができるようになっている。これって遺族以外でも報告できるのか?遺族かどうかの証明はどうするんだという問題もあるし、本当に死んだのかどうかをFacebookが確認するフローは確立しているのかという疑問もある。
しかしそもそも、無縁化した個人が死んだ場合はどうなるのか?
Facebookだけの話ではなく、SNS全般として、いやインターネットのあらゆるサービス業者すべてにもいえることだけども、利用者が現実に死んだかどうかを把握しているのか?死んだら色んなデータはどうなるのだ?という、次世代のプライバシー問題に突入しているのが、今の社会なのだろう。
そもそも、ネット上に流出したデータを完全に削除することは超困難だから、個人に紐づいて今までキャッシュされまくってきた各種のデータは、そいつが死んだからといってどうすることもできないケースのほうが圧倒的に多そうだ。そして何年先かわからんけど、いずれは、現実に死んでいる人たちのアカウントによって送受信されているトラフィックだけで、全インターネットのトラフィックの何%かを消費している、なんてことにもなるんだろうな。(今でも、使用されていないメールアドレスによって送受信されているトラフィックというのもかなりあるのだと思うが、それにソーシャルアカウントのすべてが上乗せされて、どっかのタイミングで爆発する的なイメージ)
とりあえず、今後、Webサービスの立ち上げとかに自分が関わることがあったら、死んだ場合にどうするかという部分を絶対に設計に組み込もうと決意した。